住まい
中古住宅の内見の前に決めておくこと、現地で確認すること
内見は数をこなすほど記憶が混ざります。見る前に基準を決めて、現地では記録に徹すると、あとで比べられます。
見に行く前に決めておくこと
- 総額でいくらまでなら無理がないか
- 譲れない条件を三つ。順位もつけておく
- 妥協できる条件はどれか
- 工事でどこまで変えるつもりか(変えられない部分の判断が変わります)
この四つが決まっていないと、内見は「良かった/悪かった」の感想で終わります。基準があると、同じ物件でも見るところが変わります。
現地で確認すること
- 日当たりと風の通り。時間帯によって変わるので、いつ見たかを記録する
- 窓から見えるもの。隣の建物との距離
- 音。道路、線路、周辺の施設
- 収納の位置と量
- コンセントと照明の位置
- 水回りの位置。動かせるかどうかは管理規約と構造による
- 共用部の状態(マンションの場合)
- 駅からの道のり。実際に歩いてみる
- 周辺にある店や施設。生活する時間帯に合っているか
写真は部屋ごとに、引きで一枚と気になる箇所の寄りを撮っておきます。あとで見返すとき、引きの写真がないと位置関係が分からなくなります。
その場で聞いておくこと
- 管理規約で制限されている工事はあるか(マンション)
- 修繕の履歴と、今後の予定
- 管理費・修繕積立金の月額
- 売り出してからどのくらい経っているか
- 設備の不具合で分かっているものはあるか
- 売主が建物状況調査(インスペクション)をしているか
建物状況調査(インスペクション)の頼み方は、次の記事で整理しています。
建物状況調査(インスペクション)は、いつ・誰に頼むか
帰ってから比べる
その日のうちに、決めておいた三つの条件について物件ごとに書き出します。時間が経つと印象だけが残り、条件の比較ができなくなります。
- 条件ごとに、満たしているかを書く
- 工事で変えられる点と、変えられない点を分ける
- 変えられない点で引っかかるものがあれば、そこを重く見る
- 工事にどのくらいかかりそうか、概算を当てはめる
内見の段階で工事費の概算が分かっていると、物件価格と合わせた総額で比べられます。気になる物件が出てきた段階で、工事を頼む候補の事業者に概算を聞いておくと、この作業がしやすくなります。
迷ったとき
すべての条件を満たす物件は出てきません。順位をつけておいた三つの条件のうち、上から二つが満たせているかを基準にすると、判断がぶれにくくなります。
それでも決められない場合は、条件の設定自体を見直す時期かもしれません。予算、地域、広さのどれかに無理がある可能性があります。
この記事について
中古住宅の購入とリノベーションの一般的な進め方を整理した記事です。個別の出典は付けていません。金額や相場は、物件、地域、時期で変わり、当サイトで確かめられないため載せていません。
制度や手続きの詳しい内容は、国や自治体、金融機関、依頼先の事業者の案内で確認してください。このページに広告リンクはありません。